VMware ESXi に、蟹さんとかのネットワークカードを認識させる
ESXi でシンクライアントじゃぜヒャッハー!とか言いながら、社内にあまってた、HP の P6350JP へ、VMware ESXi 4.1 をインストールしようとしたら、「Unable to load module /usr/lib/vmware/vmkmod/vmfs3: failure」とか言われる始末。何が問題なのさフンガー!とググると、どうもネットワークカードが未対応なのが原因くさい。
VMwareESXiのネットワークカード対応
VMwareESXiのネットワークカード対応 - harry’s memorandum
id:dharry さんの記事を見つけて、あーだから Intel 製の NIC が必須とか書いてたのねー、と納得。とりあえず、手元に余ってる Intel な NIC はないので、どーしたもんかと思案。すると、どうも同じように困っている人はいたみたいで、カスタムドライバが公開されていました。
ESXi ネットワークカスタムドライバ置き場なのかー?
Customizing your ESXi install with oem.tgz
という訳で、上記 PC は Realtek の蟹チップに、クロシコの VIA な GbE-PCIe だっけか?積んでたので、ちょうどあった「Adds support for Realtek 8169, Marvell Yukon, enhanced AHCI, Marvel PATA (88SE61xx)」をありがたく使わせていただくことに。
以下作業手順。
※カスタムドライバを iso に組み込んで、HDD に落とすのは方法がよく判らなかったので、確実に分かっている USB メモリに DD する方向で作業しました。
- WinImage を利用して、 ESXi 4.1 の iso イメージから、imagedd の圧縮ファイルを抽出。
- デスクトップあたりで適当に解凍します。自分は元々いれてた Lhaplus で解凍できました。
- 解凍したファイルは、imagedd という拡張子無しのファイルが展開されるので、そのファイルも WinImage で読み込みます。
- 読み込んで解析したリストに、oem.tgz というファイルが存在しているはずです。このファイルを入れ替える事で、カスタムネットワークドライバを利用できます。
- vm-help.com から、利用するドライバの tgz ファイルを入手し、oem.tgz へリネームします。
- WinImage 内の oem.tgz を左クリックで選択状態にし、メニューバーから「Image」→「Inject」を選びます。
- ファイル選択のダイアログから、ダウンロードしてきた、カスタムドライバの方の oem.tgz を選択し、決定します。
- これで imagedd の oem.tgz が置き換わりました。あとはこの imagedd ファイルを、USB メモリに DD します。
- 1Gbyte 以上の容量の USB メモリを用意し、 DD for Windows を用いてメモリに書き込みます。
- 処理がおわれば、あとはその USB メモリを PC に挿し込んで、1stBoot に設定するだけでおk。
- imagedd で書き込んだ状態で、インストール無しで起動可能な状態の USB メモリが出来ているため、インストール無しで起動します。これで完了。
あとはIPアドレスが取得できるかどうか確認してください。
ネットワークカードが認識されていれば、 http://0.0.0.0/ と表示されるはずです。
で、まあ動いたんだけど、vSphere から CD-ROM マウント使用としたら、vSphere に怒られた……うーんやっぱだめかー。