あーかいぶすハイディフィニション

ここはもう更新しとらんのじゃ

VMware ESXi をつかってみた(ML115へん)

前回のつかってみた!エントリで、ML115 にインストールしている人もいるみたいですよ?と書きましたが、諸事情により社内に転がってた ML115 G1 に VMware ESXi をインストールしました。
色々こけまくったので、作業メモとして残しておきます。後続の何か手助けになればいいね!

※ちなみに、前回のエントリで ESXi どうやっつごいてんのすげえ!とか言ってましたが、ESXi って中身 Linux なんですね。

インストールイメージの用意

何もかにも、まずインストールするメディアがねーとはじまりません。
下記 VMware のページから、今回は VMware ESXi 4.0.0 をダウンロード(後述しますが、事情により 4.1.0 は今回は使いません)。

VMware vSphere Hypervisor (ESXi)

http://www.vmware.com/jp/products/vsphere-hypervisor/index.html

ダウンロードしたら、iso イメージを適当な CD/DVD-ROM へ焼き付けます。Windows なら、適当なライティングソフトを、MacOSX ならディスクユーティリティから可能です。

いんすとーう!

という訳で、用意した ML115 G1 にインストールします。多分 ML115 G5 (現行モデル) でも同じ手順で大丈夫なはず。

  1. 電源いれて
  2. iso を焼いた CD/DVD-ROM をドライブに入れて
  3. F8 で CD/DVD から起動して
  4. あとは ENTER と F11 を、画面の指示に従って入力するだけ

まじこれだけ。
3.5 のころは、デバイスによってはインストール用の .py ファイルを書き換える必要があたらしいけど、今回は必要なかった。

ページの最下部の方に、動画で解説もついてます。

ESXi install to IDE drive

※最初インストールできなくて、原因がわかんねーので上記動画を参考にしながら作業していたのですが、vi でファイル編集時、root であるにもかかわらず「read only!」、/sbin/install を実行すると「Permission Denied!」と出てきて腹がたっていたのですが、どうも HDD の電源ケーブルが抜けて、デバイスとして認識されていなかったようです。同じような状態になった人は、HDD がデバイスとして認識されているか確認してみてください。どうしてもだめなときは、クロシコの「SATARAID4P-PCI」が使えるらしいので、RAID 組む意味を含めて、買ってしまうといいかもしれませんね。

インストールおわったら

ESXi が起動すると、最初は DHCP で IP を取得しにいきます。あまりよろしくないので、STATIC な IP を振ってあげましょう。ネットワークぜってえリブートされない!とか、DHCP じゃないとだめぽ!という環境なら仕方が無いね。
ここからは、vSphere Client(ViClient) からアクセスすればヨロシ。ESXi 側の設定を何もいじっていなければ、

  • ユーザー名「root」
  • パス無し

にてログイン出来るはずです。
ログイン後はぽこじゃか仮想マシンを作成してお楽しみください。

注意

ホストが結構メモリ食うようなので、メモリは最低 4Gbyte はつむべきです。
また、データ保護等から、上記のクロシコ RAID カードを買ってきて、値崩れしている 2Tbyte な HDD をRAID 0+1 とかで運用した方がいいかも(試すだけなら標準の 80G ディスクだけで十分)。
当然仮想化技術が必要なので、Athlon64/Opteron/Core2Duo/Xeon といった、VT 対応 CPU が必須です。

おまけ

ESX/ESXi の動作確認一欄(非公式)

ESX / ESXi 4.0 Whitebox HCL
おまけ2

今回利用したのは ESXi 4.0.0 ですが、なんで 4.1.0 を使わないのかというと、ESX/ESXi には物理マシンから、仮想マシンへのコンバータがあるんですね、属性付与子さんですよ!

ふよっふよ。

VMware vCenter Converter: P2V 仮想マシン コンバータ

んで、この Converter がどうも無償公開されいるのが、まだ v4.0.0 までっぽいのです。ESXi 4.1.0 で、Converter 4.0.0 の利用を試みたところ、どうにもうまく行かなかったので、ESXi 4.0.0 へ戻したところあっさり動きましたとさ、というお話。ただ回線が細かったり(VPN)、Converter を動かしてる WindowsPC で 負荷の高い処理をさせると、Converter が落ちちゃうようです。現時点では、既存の物理環境をそのまま移行する必要があるのであれば 4.0.0、全部イチから構築しちゃうぜ!という場合は、4.1.0 を使う方が良いかと思われます。

まー、VM の初物製品はどこかにもすぬごいバグがあるらしいですからねー……。

※ついき(2010/10/06)
vConverter が 4.3 とか出てましたね、ESXi 4.1 で、vConverter 4.3 を使って移行できたので、4.1 に移行するほうがいいなこれ。